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執筆者の写真climateyouthjapan

LCOY Japan 2020を開催しました!

10月17日、18日の2日間でLCOY Japan 2020を開催しました。ご参加、ご協力いただきました皆様には感謝申し上げます。

LCOY Japan 2020は、約1年前から企画がスタートし主催団体のCYJのみならず有志で集まったユースたちにより組織された実行委員によって運営されました。企画当初は、100人規模の会場を借りて実施する予定でしたが、コロナウイルス蔓延状況を考慮して、両日ともにオンライン開催となりました。委員代表をはじめとし、海外在住の者や地方在住の者がいた中で、着実に計画を進め臨機応変に対応してくれた実行委員にもCYJとして大変感謝しています。


さて、当日の様子や感想を実行委員の皆さんにうかがったので、さっそく紹介したいと思います!


1.当日の様子(LCOY Japan 2020 実行委員代表 都築萌香より)


 2日間合計で41人の参加応募があり、北は北海道から、南は福岡まで、海外はカナダ、オーストラリア、オランダを繋いで、完全オンラインで行われました。1日目の午前中は参加する意義・関心事を話し合ったり、上智大学教授・井上直己先生の気候変動政策等に関する講義を受けたりしました。午後は、福島県で行われていた「環境シンポジウム」にオンラインで参加し、10歳(小学4年生)の子ども達と一緒にSDGsや福島で起きている気候変動による被害について、地球環境戦略研究機関(IGES)の藤野純一様と国連経済社会局(DESA)の高田実様から講義を受けました。その後、2つの分科会に分かれ、NPO法人近藤恵津子様から「輸入食品が地球環境に与える影響」、No Youth No Japanの能條桃子様から「平和と政治×気候変動」についてご講義をいただき、参加者と登壇者の方でディスカッションをしました。2日目は、地域ごとに分かれたアイスブレークののち、2つの分科会に分かれ、国際医学生連盟(IFMSA)の大原清香様から「感染症×気候変動」、1日目にも全体への講義でご登壇いただいた井上直己先生から「地球に優しい食生活」についてご講義いただき、2日目に続き、積極的な質問が飛び交い、活発なディスカッションが行われました。その後お昼休憩を挟み、地域ごと(北海道東北・関西・中四国・九州)に集まり、地域特有の課題や先進的事例について、地域リーダーが主体となってワークショップを行いました。そしてLCOYのゴールの核ともいえる「クライメイトビジョン(気候政策においてどんな日本社会であってほしいかを言語化した理想像)」について話し合いました。最後に、講義や分科会を通して2日間のLCOYで学んだこと・話し合ったこと・考えたことを生かして、参加者個々人にやりたいこと宣言をしてもらいました。

 もともと対面でのイベントを企画していましたが、コロナ禍によりオンラインでの開催を余儀なくされました。それでも、オンラインの強みを生かし、参加者にとっても実行委員にとっても有意義な時間・場所をLCOYとして作ることができたと思います。


2.企画運営してみた感想(LCOY Japan 2020 実行委員代表 都築萌香より)


 2日間に渡る完全オンラインのイベントを、実行委員同士が1度も会うことなく、オンラインのみで企画準備をして、運営するという初めての経験でした。オンライン開催を決めた時、オンラインでの形態を悲観的に捉えず、工夫をしてオンラインの強みを生かしたLCOYにしたいという思いが皆の中にありました。実際に会えなくとも、同じ目標や関心を持って集まった参加者と実行委員が、活発に意見を交わし合い、住んでる場所や年齢、互いのバックグランドを越えて繋がりを深めていくのを感じるのはとても嬉しかったと同時に、オンラインイベントの可能性を感じました。

 私がLCOYに初めて参加したのは、2016年にオランダで初めて開催されたLCOYでした。そこには、オランダ中からユースが集まり、自分たちの未来に向かって話し合い、行動に移していく姿がありました。気候変動に危機意識を持つたくさんの同年代の人たちに囲まれ、すごく刺激的で、楽しく、充実していた2日間だったことを覚えています。日本でもそのような場を作っていくための第1歩として、今回LCOY Japan 2020を開催できたことをとても嬉しく思っています。COP・COYがある限り、日本の若者の声を集める場として、これからもLCOYを行っていきたいです。


3.その他、実行委員からの感想


”私は平等と政治の分科会に参加し、我々が意見を持つハードルや意見を表明するハードルについて議論したことが最も印象的でした。「情報自体を得づらい」「意見を持つロールモデルがない」「忙しい」「自分の意見に自信がない」「叩かれそう」など、日々感じていることをシェアしました。

井上先生のお話しのなかで、ガンジーの言葉「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。」を紹介していただきました。

意見を持って表明することには様々なハードルがあり、時には無力感を覚えることもありますが、世界によって自分が変えられないように、信念を持って活動を続けていこうと思いました。”(24歳、大学院生)


”様々な地域に住む参加者と交流する中で、気候危機を止めようと行動している人はすでに日本各地に存在していること、そうした行動のインパクトを大きくするには横の繋がりが不可欠であることを痛感しました。今回のイベントで築いたネットワークを積極的に活用し、他地域と連携した活動を展開することで注目度を高め、その空気感や盛り上がり具合を波及させることで大きなうねりを起こしていきたいです。”(23歳、大学院生)



また、LCOY Japan 2020はNHK クローズアップ現代+に取材していただき記事が掲載されました!CYJメンバーや当日の参加者の声が載っているので是非ご一読ください。また、記事にはコメントを付けられるようになっております。皆様のコメントが励みになりますのでよろしくお願いします!(掲載記事はこちらから)


引き続きCYJをよろしくお願い申し上げます。

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