Conference of Youth Fifteenth session(COY15)もいよいよ3日目!最終日の様子もCYJ広報の藤縄とエネルギーチームの小出よりお伝えします。
COY15 DAY2 の様子はこちらから↓
3日目は、朝10時からCYJが所属するアジアユースのグループであるAsia Youth Climate Network(AYCN)のメンバーとの合同ワークショップを行いました。 今回AYCNから出席した国は、韓国、中国、台湾、日本であり、最初にそれぞれの団体が自分たちの団体や行っている活動についての紹介を行いました。CYJからは、小出・藤縄ともに登壇し、COYに続くCOPの政府ブースにおいて発表する予定の「2020年の東京オリンピック・パラリンピック」の概要についてと、現在進めているタピオカのリユーザブルカップの普及促進プロジェクト「エコタピ」の紹介をしました。
その後、今回のCOP25のテーマである ”Ocean” に関連するトピックについてディスカッションが行われ、それぞれの国が抱えている事情をワークショップに来てくださった参加者の方々と共有し、どのようにアプローチしてくべきかということについて議論が交わされました。このセッションにおいてCYJは、近年日本だけでなくアジアの国々でも問題になっている台風や局地的な豪雨などの異常気象(extreme event)についてファシリテーターを務め、他国のユースと緊急な対応が必要であることを確認し合いました。
また、ワークショップ室内に小さなブースを作り、本ワークショップ主催国ごとに自国のお土産やお菓子を置いて文化紹介も行いました。日本からはお菓子と様々な国の国旗がプリントされた折り紙を展示しました。そして展示品はお土産として参加者に配りました。
午後は、閉会式が行われました。 国連事務総長のAntonio Guterres氏を始めとし、COP25の議長であるCarolina Schmidt Zaldivar氏やマドリッド大学やCOY15からの代表よりスピーチがありました。COP25議長のZaldivar氏 が言葉を述べられている最中、チリや南米出身のCOY15参加者が片目を手で覆い隠しながら立ち上がっていました。このポーズは、チリで起こった抗議デモ(COP25開催中止の要因となった。)で、銃弾や催涙ガス等により片目を失った人々を象徴しています。視覚を失った抗議参加者は200人を超えるとされ、片目を隠すしぐさは、大きな代償を払ってでも闘い続ける人々への敬意を表しています。壇上には、COP25開催国であるスペインと惜しくも開催が実現できなかったチリの国旗が並んでおりました。
世界各地からCOY15に出席していた環境問題や気候変動に対する意識とモチベーションが高い若者とネットワークができたということは、今後の活動においてきっと大きな糧となっていくでしょう。また、多くの専門家たちからお話を伺う機会に恵まれたこと、そして私たちの取り組みを紹介できたことに感謝しております。そして、明日12月2日からはいよいよCOP25始まります。日本がどういった環境への対策を発表するのか、また他国はどういった反応を示すかなど注目するポイントはたくさんありますが、引き続き現地の様子を投稿してまいります。
(ブログ管理及び執筆者:Climate Youth Japan広報 藤縄)
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