Climate Youth JapanはCOP27が開催されているエジプトのシャルム・エル・シェイクにメンバーを派遣して将来世代を代表してメッセージ発信や、日本、海外のユースと共同して声を届けています。本日は現地に滞在している碧さんからのブログを紹介します!
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今日11月16日は、議長国エジプトが設定する「Biodiversity, 生物多様性」の日でした。各パビリオン、サイドイベントは、ある程度このテーマに沿ってイベント(セミナー; プレゼンテーション・パネルディスカッションなど)を開き、議論を深めていました。
この議論の中で強調されていたことのひとつに、NBS(Nature Based Solution)とコミュニティ(特にIndeginous People: 先住民族)との連携強化があります。このテーマに関連性のあるセミナーで私が参加したのは、ドイツとUNFCCCだったのですが、それぞれパネラーやプレゼンターの中に脆弱性の強い地域の人を呼び、その地域における解決策としてNBSをあげて、さらにコミュニティと如何に釣り合いをとって具体的なプロセスを進行させていくかについて議論が行われていました。
印象に残ったことは、UNFCCCのパキスタンの気候変動大臣であるSherry Rehmanがパキスタン国内で今年起こったあらゆる災害に関して、ロス&ダメージの議論を絡め、脆弱性の高い地域への緊急的な対策を求めていたことです。パキスタンにとって2022年は気候変動に関するあらゆる記録を打破する悲惨な一年であったとSherryさんは訴えていました。長期的な目線で見る対策と、短期的な災害対策と、異なる観点からの支援が必要であると感じました。
また、今日は日本にとって非常に重要なイベントがあった日でもありました。ジャパンパビリオンで行われた、「6条実施パートナーシップ立ち上げイベント」です。パリ協定第6条は日本環境省が国際的イニシアティブとして特に力を入れて取り組んでいる活動のひとつです。6条実施を世界と幅広く連携、協力、促進していくため、是非とも日本がリーダーシップを執っていただきたいと思います。
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