Climate Youth JapanはCOP27が開催されているエジプトのシャルム・エル・シェイクにメンバーを派遣して将来世代を代表してメッセージ発信や、日本、海外のユースと共同して声を届けています。本日は現地に滞在しているあやこさんからのブログを紹介します!
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こんにちは!日曜日にCYJ2週目派遣者が到着し、今日から会場にてCOP27に参加しています高尾文子です。
COP27は日毎にテーマが決まっており、2週目初日(11/14)のテーマは「水・ジェンダー」でした。
今回は私が参加したジェンダー関連のサイドイベントについて紹介します。
イベントのテーマは「Gender Equality and Climate Finance in the Mediterranean region: Integrating gender into climate finance and policy making is a must, not a good to have」というイベントでした。なぜ地中海?と思うかもしれませんが、このイベントのホスト場所がMetiterranean Pavilion(地中海パビリオン)というところだからです。このパビリオンは北アフリカと南ヨーロッパのパートナーシップを示す興味深いパビリオンで、COP27から新たに設置されたものです。
地中海パビリオンのイベントにいくつか参加しましたが、毎度アフリカ・ヨーロッパから登壇者が出席しています。今回取り上げているイベントでもスウェーデン、イギリス、フランス、チュニジアからの政府関係者や国際機関職員がそれぞれの国の状況を交えながらパネルディスカッションをおこなっていました。
議論の中ではジェンダー X 気候変動の課題として、1.5度目標達成に向けて掲げるNationally Determined Contributions(NDC)の中で、女性のエンパワーメントがほぼ言及されていないという点が挙げられました。気候資金へのアクセスがより難しい一方で気候変動対策における女性が果たす役割は大きいとされています。しかし各国の提示するNDCにおいて女性の参画について言及されているのは4カ国、特に気候資金における女性のエンパワーメントに関しては2カ国しかないということが問題として挙げられました。この背景としては、そもそも女性の参画率を測るデータが不十分であることから、問題を顕在化、評価、モニターするというプロセスに落とし込めないことがあると指摘していました。
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