COP26の5日目ではグラスゴーの街中ではFridays for Future Scotland が主催のマーチが行われました。「Kelvingrove Park」から「George Square」までの 2.6km ほどを3万人以上の参加者が歩きました。若者がほとんどでしたが、メディア関係の人も多く、コロナ禍とは思えないほどの人口密度の中マーチは行われました。大多数の参加者がプラカードを持ち気候変動についてのメッセージを書き、掛け声を声援の様に出しています。“The people, united, will never be defeated”「皆んなが一丸となれば絶対に負けない」、と歌の様な掛け声や “What do we want? Climate justice! When do we want it? Now!”「なにが欲しい?クライメート・ジャスティス(気候正義)!いつ欲しい?今!」などの応答形式の掛け声、いろんなバリエーションを3万人以上が叫んでいました。マーチに実際出席すると、皆気候変動を解決するアクションがしたいという一心で集まっているのが分かります。知らない人達に囲まれていても仲間意識が掛け声とともに確率されていくのが分かりました。
マーチを途中で離脱し、COP26 会場に戻った際 Blue Zone の出席数が格段に下がっていると予想していましたが対して変わっていませんでした。Fridays for Futureはやはり若者が主体の運動ですので、Blue Zoneにいる大人はあまり参加しないのでしょう。
MockCOPがサミット宣言している様子
若者が去年、本当のCOPがコロナのせいで延期になり、それに不満を持った若者達が設立したMockCOP(模擬COP)が出演するサミット「Education Ministers Summit」が今日 Blue Zone にて行われました。MockCOPから3つのお願いがありました。
1) 気候変動についての教育の義務化
2) 気候変動の教育材料を大人だけで制作するのではなく、若者と一緒に制作する
3) 教育を倉庫化しないこと
若者が大人達が決めてくれない気候危機の対策を、Fridays for Futureとはまた違った宣言の仕方をしていました。アクティビストはとてもアプローチのしやすい行動だと思います。ですがマーチだけでは具体的な策は生まれません。いろんな角度から気候対策をすることで、より良い未来へまた一歩近づくのでしょう。
MockCOPのメンバー写真
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