COP25 第2週目の3日目の様子を太田、郭、露木、平澤よりお届けします。また、
12月12日 14:30-15:45よりCYJはジャパンパビリオンにて「東京2020大会のサステナビリティに関する事例紹介と今後への課題」 というタイトルで発表と行います。詳しくはこちらから。
COP25 WEEK2 DAY2の様子はこちらから↓
小泉環境大臣が、COP25内で行われたHigh-level segmentのnational statementに登壇しスピーチをしました。スピーチの内容をまとめると、日本はフロンの削減連携においてリーダーシップを取っているということ、地方からの声が増え、ゼロカーボンエミッションに賛同する地域の人口が4700万人を超えたこと、さらに、嬉しいことにユースからの声を聞き、今後も連携していくことなどについてお話されていました。しかしながら、注目の石炭については、世界から厳しい目を向けられていることは理解しているとはしたものの、詳しい言及はなされませんでした。また、 NDCについても特段、触れられることはありませんでした。このように脱石炭への明確な取り組み姿勢が提示されなかったことを受けて、同日日本に化石賞が授与されました。日本の化石賞受賞はCOP25会期中これが2度目です(前回の化石賞の様子はこちらから)。
気候変動解決へ向けた具体的な取り組みが言及されていない現状には未だ疑問が残るものの、青年NGOである弊団体にとって、若者との協働についてのお話があったことは、今後の活動において大きなチャンスになっていくのかもしれません。
この日は、"Demand Climate Justice Action"というアクションがCOP25会場で行われておりました。相当な人だかりとなり、会場からはこのアクションに関わった250名ほどが会場を出るように命じられたという情報もあるようです。出入り禁止を命じられた人々が再び会場に入ってこないように大勢の警備員が入り口に立って、厳戒態勢を強めている様子がうかがえました。
COP25会期中、気候変動へ問題意識を持った様々な人が多様な伝え方でその危機感を外に発信してます。まだまだ気候変動に関する問題を自分事として落とし込めていない人もいるのが、悲しいかな現状なのかもしれません。この日フランスパビリオンで行われたイベントに参加していたアフリカ大陸出身の少年が、自国のIssueを説明し真摯にアドバイスを求めるという一幕がありました。こうした一人ひとりの姿勢が万国共通の「気候変動」という大きな課題に立ち向かう鍵になるのではと考えさせられるシーンでした。
気候変動へ取り組み強化はもちろんですが、人々の意識を高めるための取り組みも同じくらい大切であるように感じられました。
それではまた明日!!!
(ブログ管理及び執筆者:Climate Youth Japan広報 藤縄)
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