22日夕方、市内のホテルにて、小泉環境大臣と私も含めた4人の若者の意見交換会を設けていただきました。小泉大臣は、フランクな語り口で、私たち一人一人に話を振っていただき、各々の環境問題に興味を持った背景から今の日本の環境政策のあり方まで多様なテーマで意見交換をしました。
私達は事前に作成した提言書を提出し、小泉大臣に、提言に目を通していただく中で、その中でも提言書の9項の「大気浄化イニシアチブ」の参加を採用していただくことに成功しました。日本が政府として正式にイニシアチブの参加を表明したことで、大気汚染対策に関して高い技術を持つ日本がこの分野において世界をリードしていく立場であり続けることを期待しています。
提言書はこちら
また、日本の気候変動の大きな取り組みとしてあった京都議定書の話が出ると、小泉大臣自身も初日から各国の要人に対して京都議定書に対する意見を交換していたようで、京都議定書における日本のリーダーシップが十分でなかったことも述べておられました。これについては、まずはCOP25に向けてホスト国チリとの連携を深めていくとのことで、今後COPのような国際交渉の場でいかに日本が主導権を握っていけるかは大きな焦点になってくると思います。
他にも、昨年の西日本豪雨を始め、気候変動の影響は日本各地で顕著に現れており、小泉大臣も千葉の被災地を訪問されていたため、気候変動災害の話も出ました。気候変動による被害がこのままでは大きくなる事が明らかなのにも関わらず、有効な対策を打たないことは、払うはずのなかった多くの代償を伴うことにつながります。将来世代として、今日本がこの問題に正面から取り組み、対策を強化していく必要性を強く訴えました。
また、小泉大臣は今回の会も踏まえ、気候変動の問題に取り組むに当たって、いかに若者を巻き込み、モビライズできるかが重要課題であると述べており、私たちにも期待の言葉かけてくださいました。このような貴重な意見交換会を設けていただいた感謝とともに、私たちも同世代の日本の若者をもっと巻き込むことで、日本が気候変動問題に対して一層の取り組みを行い、世界をリードしていく一助となれるよう今後も励んでいきたいと思います。
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