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NY Climate Action Summit報告①

共同代表の堀です。

今回は私が参加したニューヨークの国連総会におけるClimate Action Summitのまとめを記したいと思います。

今年の国連総会では、「貧困撲滅、質の高い教育、気候アクションおよび包摂のための多国間の取り組みの活性化」がテーマとなり、中でも気候変動は中心議題に上がりました。

パリ協定の実施開始である2020年を前に、国連事務総長のグテレス氏が各国に更なる気候変動対策強化を求める呼びかけにより、開催されることになります。私は現地には21-23日の間滞在し、大きく①海外のユースとの交流、②文部科学省、ユネスコ共催イベント「Education for Sustainable Development : Learning for climate action」の登壇、③小泉環境大臣との意見交換会の3つに関わりました。


①海外のユースとの交流

Climate Action Summitでは、23日の閣僚級の会合とは別に、21日にYouth Climate Summitというものが開かれました。Green Ticketと呼ばれる入場証を与えられた100人の世界中の若い気候リーダーを中心に、議論が交わされたことになります。ニューヨークの場に来ている若者たちは世界中の若者の想いを背負っているという思いがひしひしと感じているように思えました。会場付近での各所では、サイドイベントなどが開かれ、どの場所でも、各国のユースが気候変動に向けて熱い議論が交わされています。ユースとして国を超えて連帯感を持つとともに、それぞれの母国がどのような思いで対策強化に取り組めるかを議論し、23日に向けてユースとしての思いを結実させていく時間となったと思います。




また、世界中で報道されたグレタさんの演説に関して、賛否両論見受けられますが、その見解の別れ目となっているのは、市民の気候変動の理解とその危機感への温度差です。世界各地で待った無しの気候変動の影響が出ている中、現地ではClimate Change(気候変動) ではなく、Climate Crisis(気候危機)という言葉を使いながら、訴えている現地のユースの目には鬼気迫るものがありました。

そのような危機感を将来世代を代表して訴えたグレタさんは、私は賞賛に値すると感じます。COP24での仲間とも再会し、互いの国での活動に関しても意見交換をして、気持ちを新たにすることができました。



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