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執筆者の写真climateyouthjapan

NIKKEI脱炭素プロジェクト・ユース対話会に参加

更新日:2021年9月12日

6月25日、東京ステーションホテル大宴会場にて開催されたNIKKEI脱炭素プロジェクトの円卓会議にCYJから代表の近藤(東京大学3年)と副代表の田中(九州大学4年)の2名が参加し、ユース対話会にて発言させていただきました。

本会議は脱炭素の取組を進める企業と、大学など研究機関の先生方が一同に会する円卓会議で、今年度より定期的に開催されています。今回は円卓会議の終了後に「ユースとの対話」という形で委員や企業の方々とユースとの意見交換が行われ、ユースからはYouth Econet, Fridays For Future Japan, Climate Youth Japanの三団体が出席しました。


対話会では、2050年脱炭素に向けた企業の取り組みについてのユースからの率直な質問や、逆に消費者・若者の立場から企業に期待することなどについての企業の方からの質問とそれについての回答が交わされ、限られた時間の中でも双方向的で有意義な対話会でありました。また、今後も継続的に同様の議論・対話の機会を設けていくことが全体で共有されました。


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参加者コメント


(近藤)

委員の方からは、企業活動として足元の利潤を追求しながらも同時並行で脱炭素への取組を進めていくことの難しさという話や、組織変革により既存の競争力を失うことへのリスクといった話がありました。しかし、2050年カーボンニュートラルという目標を社会全体が一枚岩となって突破していくためには、トップダウンでの政策や法整備などともに一人ひとりの行動変容、そしてそれらが社会における価値観をボトムアップで変化させていくことが必須であり、その行動変動を促すのは個人の消費などと直接的な関わりのある企業活動であることから、企業内での抜本的なシステムチェンジはとても重要であるように感じています。その上で、組織内で環境問題に対してどのような意識変革が行われ、脱炭素に向けた方向性が共有されているか、そしてそれがしっかりとサービスやサプライチェーン全体に反映されるような体制づくりがなされているのか、さらに商品の提供者である消費者と価値観を共有できているか、といったことが今後消費者や企業投資家、あるいは就活生に「選ばれる企業」となるための評価基準になってくるのではないかと感じました。


(田中)

今回の円卓会議においては、エネルギーや証券、林業など幅広い業種の方々が参加されており、脱炭素社会の実現における社会におけるユースの立ち位置を改めて、実感することができた。その上で、現時点における多くのユースが、社会人経験を持っていない現状に対して、起用との連携をCSR部門や商品開発部門などにおいて進める必要があるのではないかと考えた。

議論においては、脱炭素社会のために価値観や社会構造を変革させ、脱炭素に適した評価を進める必要があるという議論があったが、その社会変革を進めるのは今のユース世代であり、私たちが身近な人から社会を変革するための行動を進めることが期待されていることを感じた。

その上で、既存の技術を利用して、脱炭素社会の下地を作りながら、イノベーションを引き起こすことが急務とされており、このイノベーションの実現のためには、より多くの人の考えとアイデアを取りまとめることで、多様性に富んだ議論が今後も必要であり、そのプラットフォームを作るためにはユースのような素早い行動が求められると感じた。

今後も、継続して脱炭素社会の実現に向けた会議において、ユースは対話より行動、対立より協働、意見交換より共同実施が社会から期待されていることを実感した上で、継続した参加を進めたいと思う。


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