2023年2月25日にかわごえ環境ネットが主催した「第21回かわごえ環境フォーラム」の午後の部に日本若者協議会、Fridays For Future Saitamaと一緒に参加しました。当日は街の人の意見をGDで聞き、政策案を街の人々とともに考えることができ、参加したメンバーにとって貴重な体験となりました。このブログでは参加メンバーの意見を、CYJの意味、感じたことの2つに分けて紹介します。
【当日のスケジュール】
13:00〜13:10 挨拶とかわごえ環境フォーラムの説明
13:10~14:20 日本若者協議会、CYJ、Fridays For Future Saitamaの活動紹介
14:20~16:30 グループディスカッション(6グループ)と各団体からの発表
①かわごえ環境フォーラムに感じるCYJの意味
川越と聞いて私たちは何をイメージするでしょうか。近年でこそ川越氷川神社や蔵造りの街並みなど観光の印象がある方も多いかもしれません。しかし実際はイメージと少し異なります。多くの場所で畑風景が広がり、自然がたくさん存在する市なのです。また、昔ながらの文化や街並みも街のあらゆるところから感じ取られます。かわごえ環境ネットの方は、川越市の環境や文化が観光の犠牲になること、川越市の住民の方が持つ環境に対する意識に対して懸念を抱いていました。そのため、私たちに対して期待されていた点が大きく2つあると感じました。それは、比較的年齢層が高い川越市の人々が将来世代の考え方に触れるために「若者」としての意見を投げることと、外部の人が少ない川越のコミュニティに「第三者」としての新しい視点を供給することでした。
②イベントで実際に感じたこと
かわごえ環境ネットの皆様やイベントに参加していただいた街の皆様と、川越の将来に向けて川越市の将来に向けて政策を考えることができ楽しみながらも有意義な時間を過ごすことができました。事前にかわごえ環境ネットの方々に川越の街を案内していただき街が直面している問題を事前に考えてから臨むことができたために、皆様から上がる意見は比較的想定しながら考えることが出来たと感じました。ですが一方で、やはり市内で生活している当事者ならではの多様な視点からの問題意識があることを改めて強く感じました。
政策の提言を考える機会は普段の生活の中にはありません。かわごえ環境フォーラムでは政策の提言という一件取り組みにくく感じるものを、身近にある問題から考えることで取り組みやすい課題としていました。そのため、政策も現状に沿った政策として考えることが出来たと思います。そのため、今回のようなイベントは街の人々の意見を政策に反映することができる点で、さらには街の皆様自身が具体性を持って自らの住む街の問題を考え取り組む契機になるという点でも貴重な機会であったと感じております。今回のイベントには小さい子からご年配の方まで広い世代の方々に参加していただきました。そこには古い伝統に固執するのではなく、活かせるものは活かしながらも将来世代に向けた新しい街づくりのために真剣に取り組む今の大人の方々の姿が最も強く印象に残っております。
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