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執筆者の写真climateyouthjapan

COY報告 #1

COYでは3日間に渡り様々なテーマのトークセッションが行われる。今回は中東、ドバイでの開催ということもあり、アフガニスタンやサウジアラビア、トルコなど中東系の参加者が多くみられ、セッションの内容もグローバルサウスの国々に関する取り組みや現状説明が多かった。気候変動問題に関心のある世界各国の若者が一つの場所に集まる事でどのような化学反応が起きるのか、大きな期待を胸に会場に向かった。



COYに対して期待していた事として、若者が気候変動問題に効果的に取り組むための方法、例えば説得力のある政策提言書の書き方や若者主導のプロジェクトの優良事例の共有を求めていた。

セッションは一コマ45分(例外的により長いものもあった)で1日計8セッション、朝の9時から夕方5時まで行われた。セッションを受けていると、気候変動問題に関する解決法というよりは課題そのものに関する紹介が主のように感じた。従って、新たな課題の発見や解決方法の模索というよりは現在の課題の再認識にとどまった。これを通して、私は何を期待するべきなのかを考え直し、世界の若者とのコネクション作りに全力を賭けることにした。




上の写真について、COYよりもさらに小さい規模で各国ごとで開かれるLCOY(Local Conference of Youth) のガンビア版を主催し、政府も巻き込んで大きな成功を納めた方に話しかけた。連絡先を頂き、今後LCOY Japanを主催する際になんらかの形で協力したいということを伝え、承諾していただいた。


また、多様なステイクホルダーを模してディスカッションを行うセッションで知り合ったオマーン初のLCOYを開催した方で、LCOYに関する様々な知見があったので、12月の中旬にミィーティングを行い、LCOYに際してCYJとどのような連携が可能なのか話し合う。その他にも United Nations Youth Leadership Development Programmeに所属していて、南アフリカで若者をエンパワーメントするための戦略を練っている方と出会い、彼女ともまた12月中旬にミィーティングをする予定である。



このように、世界各地で活躍する同世代の若者と出会う中で感じたことが主に二つある。


一つ目は気候変動問題に対する危機意識のである。私は日本で過ごす中で、気候変動を毎年の温度変化や時たま発生する大雨や熱波などの異常気象を通して薄々感じて来たものの、気候変動に脆弱な国々に住んでいる人々のような強い危機意識がないことに気付かされた。例えば、私は気候変動問題を解決する手段として、新たなエネルギー発電方法や新たな生活様式の提案など、日本のシステムを緩やかに持続可能なものに変化させること思い浮かべるが、私がCOYで出会った多くの若者は政府により早急で効果的な変化を求めており、それを声を大にして主張する強い姿勢を持っていた。これを目にし、これからはより多くの気候変動ユースと接し、視野を広げたいと感じた。


二つ目は、気候変動問題の現状や改善策を声を大にして広める重要性である。気候変動問題に対する政策提言ややるべきことは出尽くしており、これからやるべきことは各国や各個人がそれらを政策や生活に取り入れることであり、そのためにこれからは気候変動問題の緊急性の認識を世間や政府に広め、問題解決に向けた取り組みの実施を強く主張することが重要であると強く感じた。このために、まずは日本国内で政府に向けては政策提言を提言しつつ、環境意識を上げるためにCYJで環境教育プログラム等のワークショップを開催したいと思う。


この三日間、気候変動問題に本気で取り組む世界中の若者と沢山話した。

彼らと共に大きなムーブメントを起こし、本気で1.5度目標を達成したいと思った。

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