11月29日、「気候危機」への対策強化を呼びかけるため、日本国内各地25都府県で「グローバル気候マーチ(Global Climate Strike)が開催されました。延べ2000人が参加したとされます(主催者発表)。
今日は、25都府県の中でも600人と、最大規模となった東京のマーチに参加したメンバーとして、その様子を少しでもお伝えできればと思います。
日本全体としてのグローバル気候マーチの目標は、以下となります。
1.気候危機を危機として、政府、市民が意識することを呼びかける
2.気候正義の概念の定着(気候変動問題における、経済的南諸国への不正義、若者に対する世代間の不正義、そして、経済的、または身体的弱者に対する不正義の認識と緩和への努力の必要性)
3.政府、地方自治体にパリ協定の1.5度目標に整合する具体的で中身のある政策を求め、その姿勢の表明としての気候非常事態宣言の発令
3についてFridaysForFuture東京は、都議会に「気候変動に対する非常事態を宣言することに関する請願」を提出していて、マーチも委員会で審議が行われる13時に重ねて行いました。そのため、平日の昼間にマーチが敢行されましたが、多くの高校生が参加していました。友達が学校に行っている中でもマーチに参加する学生は真剣に、この気候変動における危機を訴えていたと思います。
日本でも本格的に気候‘ストライキ’が始まったといってい良いのではないでしょうか。
グローバル気候マーチを以前からご存知の方は、前回の参加者が東京で2800人、全国で5000人に及んだことをご存知かもしれません。そうした方にとって今回の数字が減少していることが気になるでしょう。しかし、繰り返しになりますが、今回、東京では日中に開催されています。今回のマーチを、気候危機に直面する未来の世代が立ち上がらざるを得ない、そしてそうした想いが今後大きくなっていく端緒として受け止めています。
12月2日からは、マドリードでCOP25が始まります。CYJはこれまでに引き続き、今回は9名のユースをCOPに派遣します。
CYJは、ユースが気候変動の解決を目指すことをビジョンとしいるため、この気候ストライキというムーブメントに加わり、大きくすることが求められていると考えます。賛同団体として今後も応援するだけでなく、ともに活動していきたいと思います。
Photo Credit ©2019FridaysForFutureTokyo
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