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執筆者の写真climateyouthjapan

南足柄市ゼロカーボンキックオフイベント登壇とフィールドワーク



 2023年2月25日に神奈川県にある南足柄市の「南足柄市カーボンニュートラルキックオフフォーラム」に登壇し、参加メンバーがプレゼンテーションを行いました。南足柄市は「南足柄市ゼロカーボンシティ宣言」を通じ、2050年温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すことを宣言した自治体であす。地球温暖化や気候変動問題を「自分ゴト化」することで、自ら行動する意識醸成を図ることを目的としたイベントです。


【当日スケジュール】

11:00控室に移動、弁当を食べながら登壇準備

12:30一般客入場開始、ブース展示開始

13:00開会

15:00ごろCYJ登壇

17:00閉会

18:00ごろ撤収完了、解散


・フィールドワークについて

9月8日に実施された南足柄市のフィールドワークでは、南足柄市の職員の方とイベント事業に携わる株式会社コクーンラボの方と同行し、再生可能エネルギーを導入している施設を中心にめぐり、市の環境や脱炭素に向けた取り組みについて見聞きしました。


 最初に訪れた矢倉沢浄水場では小水力発電施設が設置されており、大雨が降ると土砂などが流れ込むため稼働を停止することや水利権の調整の難しさなどを役所の関係者からお聞きしました。加えて、発電ポテンシャルがあった場合でも使うだけの需要がなければ作れないということも学びました。


 次にソーラーシェアリングを導入する農家さんの畑にお邪魔し、導入して困ったことがないか聞いたところ、設置したことに対しては困っていない様子でした。道の駅では、カーポートに太陽光パネルを設置し、環境学習用のマイクロ水力発電施設を置く計画を聞き、日本では珍しいなという印象を持ちました。


 最後に市役所でイベントについてミーティングを行ない、フィールドワークは終了しました。道の駅の近くにはスターバックスがあり、交通量もありましたが、発電所付近は自然に囲まれ、ゆっくりとした時間が流れていました。地方自治体としては人口規模が中間程度の南足柄市のフィールドワークを通して、人口が集中し、近くに需要があるから導入できる施設もあるという都市部ならではの脱炭素戦略と、人口が少ないからこそ、きめ細やかな制度設計が可能で、市民にも声を届けやすく、市民の声を受け入れやすいという地方ならではの脱炭素戦略があるなと思いました。


・当日のイベントについて

 足柄市にある企業や足柄市の小中高生が登壇者として参加していたため、様々な年代の方々がいらっしゃっていました。

 

 CYJのメンバーはプレゼンテーションを通じ市の未来を担う若年層に対して、同世代であるCYJの意見や視座が、市内の同世代に共感と発見を生み自らも取り組んでみようという意欲向上を目指し、なぜユース世代が気候変動問題に取り組むのか、意義や効果、フィールドワークを通して知った南足柄市の環境の良さについて言及し、ゼロカーボンシティの市民の積極的な協力の必要性を訴えました。

 

 また、ブース展示も行っており、プレゼンテーション後には発表を聞いてCYJの活動に興味を持って下さった方々が話しかけて下さり、交流を通じ、幅広い年代の人々がよりYouthの取り組みのを認識し、関心高めることができたと感じました。他の登壇者の発表を聞き、イベント自体のターゲットがこれからの未来を担う若者という点に向けられていたと感じました。



 ホールの外には自転車を漕いで生まれたエネルギーでポップコーンマシンを動かしてポップコーンをつくるブースがあり、子供たちが楽しんで参加していました。この体験型ブースはエネルギーを生み出す大変さを体験できるとともに取り組みやすく非常に面白いなと感じました。


文責:唐司京香


(あとがき)

後日、イベントのお礼として文具セットをいただきました!大切に使用させていただきます。


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